こんにちは。夕霧です。
今回は15世紀ヨーロッパ・フス戦争を題材にした漫画【乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ】を紹介します。
フス戦争?何となく聞いた事はあるけど詳しくは知らないな…
私も実はこの漫画を読むまではあまり知らなかったのですが、この漫画を読んで興味を持ちました。
歴史好きな人にとっては私も含め自分がまだあまり知らない時代の物語を漫画で読みたいという願望があると思いますが、この時代を描いた作品は数少ないのでとても面白かったです。
※ただし、本作は性暴力や性奴隷などの描写が多いため、苦手な方は注意が必要です
それでは作品の紹介を始めます🎵
作者と漫画発売状況について
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカは、作者:大西巷一さんによる歴史漫画です。
月刊アクションにて2013年7月号から2019年6月号まで全60話連載され、単行本は同社のアクションコミックスで全12巻まで発売されており最終話まで描かれています。
フス戦争って何?
フス戦争とは、カトリック教会に反対するフス派と、カトリック派の十字軍との間で繰り広げられた宗教戦争です。
カトリック派は古くからあるキリスト教の宗派ですが、当時は権力腐敗も進んでおり、それに対して異を唱えたのがフス派という感じです。
この漫画の主人公はシャールカという12歳の少女です。
彼女はカトリック派の騎士団に家族を殺され、フス派の英雄ヤン・ジシュカに拾われて、少女兵として戦場に立ちます。
シャールカは義勇軍【正規軍ではない農民などによって構成された軍隊】の仲間たちと共に、反カトリックの戦いに身を投じていきます。
フス戦争の見どころ/騎士団戦→銃火器戦への転換期
歴史上、あまり注目される事が少ないフス戦争時代ですが、実はこの時代を境に剣/槍/弓矢主体の戦い方から銃火器を用いた戦争に変わる転換期になっており、本作でもその様子が描かれています。
銃火器が登場する以前の中世ヨーロッパでの戦争といえば騎士達が各々バラバラなって騎馬突撃する戦法が主流でした🐎
しかしその戦法を変えたのが本作にも登場するフス派の英雄ヤン・ジシュカです☟
“フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用”
ヤン・ジシュカは銃火器や装甲馬車などの新しい兵器や集団戦術を用いて、何倍も兵力が多く敵方であるカトリック派や神聖ローマ帝国の十字軍を何度も撃退しました。
本作に登場する【ピーシュチャラ(笛)】と呼ばれる世界初の銃火器。見た目は現代の銃みたいではなくて単なる棒の様になっていました☟
“Webサイト〖武器図書館〗より引用”
【ピーシュチャラ(笛)】は持ち運びが簡単で女性や子供でも扱える武器でした。
これによってヤン・ジシュカ率いる義勇軍は訓練された重厚騎士を主人公:シャールカの様な子供でも倒す事が可能な革新的な戦術が出来たのです。
フス戦争/ヤン・ジシュカなど、この時代に興味がある方は是非一度本作を読んでみる事をオススメします🎵
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